水分を多く含んだご不用品は、片付けに時間と手間がかかります。

ロクモンの9月の遺品整理を紹介させていただきます。

 

鳥取で急遽、特殊清掃のご依頼をいただきました。

幸か不幸か、特殊清掃が必要なお部屋はドアで閉め切られていたため、

戸建て住宅であっても、お家の周囲に臭いはまだ拡散していない状況でした。

また田舎であったため、お家同士の間隔が広く、

特殊清掃前に、換気のために部屋の窓を少し開けることができました。

 

特殊清掃と遺品整理のご依頼をいただいたのは一部屋だけでしたが、

その部屋は故人の物やゴミであふれかえっており、

特に一人で動くことができなかったのか、尿をペットボトルに入れられていたようでした。

 

特殊清掃や遺品整理において、ご不用品の物量も問題となりますが、

片付けに時間がかかるのは、液体関係です。

ロクモンでは、なるべく処分していただくところに負担をかけないよう、

水分を減量して、処分してもらうようにしています。

それでも、液体洗剤、飲み残しのペットボトルやコップ酒、梅酒の付けおき等、

意外な程、水気を含むものはお家の中にたくさんあります。

こういった水気を含むものの水分を減少させることが、

処分してくれる業者様や処分場の負担軽減につながるのです。

 

正直なところ、特殊清掃が必要なのは都会がほとんどであると考えていましたが、

今年に入って、ロクモンでは、5件もの特殊清掃のご依頼をいただいております。

全て、ご家族が遠方におられる、もしくは連絡がつかない方が故人様でした。

かなりの若い人が仕事のため都会に出ていく中、

残された高齢の方々が一人で暮らされている数が増えている現状では、

特殊清掃が必要とされているのも事実ですが、

その前に、孤独死されるのを未然に防ぐ取り組みやシステムが必要だと強く思いました。

 

特殊清掃前

 

特殊清掃後