仕事の忙しさからセルフネグレクトになることも。抜け出すためにも周囲のサポートが重要です。

セルフネグレクトは若者から高齢者まで
幅広い年齢層が陥るリスクがあります。
セルフネグレクトが起きてしまう原因、
孤独死を防ぐ方法はなにか、考えておきましょう。

一時的な憂鬱で抑うつ状態であれば数日程度ですが、
セルフネグレクト状態になると、一時的な憂鬱と違い何もやる気がおきず、
ぼーっとしてしまう状態が長期化するケースが多く見られます。

身の回りのことができなくなり、周囲が助けの手を差し伸べようとしても
回復することを自ら求めなくなってしまっているのです。

陥ってしまう原因のひとつは、孤立にあるといえます。
仕事に追われており、プライベートな時間をなかなか持てない人も
家族や地域社会と関わりを自ら断ってしまっている状態になりやすく、
孤独が引き起こされる、といった場合もあります。

仕事の忙しさを理由に誘いを断り続けてしまう、
家族から連絡をもらっても心配をかけたくないからと、
つい大丈夫だといってしまう。
そうして弱音や自分の気持ちを誰にも吐くことができないと
孤立してしまう状況へといつの間にか追い込まれていて、
セルフネグレクトを引き起こす原因となってしまうのです。

セルフネグレクト状態の人を助け、孤独死へ繋がるリスクを防ぐためには
家族や周囲の人々の協力とサポートが重要になります。
本人がサポートを断っても、その状況から脱出させるために
荒れている部屋を片付け、身体をタオルで拭くなどして
清潔にするところから手助けをしていきましょう。
周囲が行動することで、本人のやる気を引き出していくのことに繋げましょう。

地域包括支援センターを活用することも考えておきましょう。
介護や医療、福祉など住民の健康や生活のために必要な支援を行う施設です。
悩みを抱え込んでしまう前に、地域包括支援センターの総合相談の窓口へ
行きましょう。