介護サービスにはさまざまな種類があります。心身の負担が大きくなりすぎないようにサービスを活用していきましょう。

老老介護を行う世帯はこの先、ますます増加していくと考えられています。
老老介護では介護をする側も高齢になりますから、
健康状態に不安が出てくる場合もあります。
そしてこれは、誰もが経験することになりうる可能性があります。

介護をする側も、自分が通院する時間であったり
心身の負担が溜まり過ぎないように、
介護サービスをうまく活用していきましょう。
ひとりで全てを行おうと、無理をしすぎてしまわないように。
自分でも気付かぬうちに、負担が大きくなってしまっているかもしれません。
介護する側も倒れてしまっては大変です。

在宅介護の場合、利用を考えたいのが、デイケアやデイサービスです。
施設に入居をせずに、通ってサービスを受ける形です。
デイケアのサービスの内容はリハビリが中心です。
デイサービスは食事や入浴、機能訓練など、介護サービスがメインです。
目的に合わせて選ぶとよいですね。

介護する側が急な体調不良や、介護が一時的に困難になった場合、
ショートステイという介護サービスもあります。
これは一時的に施設に短期間入所でき、食事や入浴などの生活援助が受けられます。
医療的なケアが必要な場合には、医療型ショートステイを利用しましょう。
短期入所療養介護を利用できるのは連続して最長30日間までとなります。
31日以降の利用には介護保険は適用されないため、
要介護度ごとの支給限度額に対して、金額内に収まるように利用します。

自宅に直接、訪問してくれるのが訪問介護です。
身体の清拭や体位変換などの身体介助、食事の準備や掃除などの生活援助、
通院時の乗車・降車のサポートなどが受けられます。
病状のチェックなどの医療サービスも受けることができます。

自宅で介護を続けることが難しくなったと感じている場合は
老人ホームなどの介護施設へ入居することも考えましょう。
費用は施設によって差があり、入居者の介護度などによっても異なります。
グループホームであったり、有料老人ホームであったりと、
施設ごとに設備が異なっているので、事前に見学をして
設備内容をしっかりと確認をしましょう。