認知症の親の身の回りの管理。離れて生活している親宛ての郵便物はどうしていますか?

離れて暮らす親の介護で認知症の心配がある場合、
親宛てに届く郵便物をどう管理していくか、気にかかる人も多いと思います。
請求書の紛失や払い忘れてしまう心配もあるので
郵便物の管理方法を考えておきましょう。

親の住む市区町村の介護保険課に連絡すをれば、
こどもの住所を転送先として指定することができます。

公共料金や介護保険サービスの利用料などは、
口座振替に変更しておくことで対策できます。
定期的な支払いが必要な公共料金や家賃、税金、各種保険料、
新聞をとっている場合も口座振替にしておくとよいでしょう。

介護保険に関するものなど、大切な書類の郵便物は
原則、親の住所に送付されるものなので、
なかなか親の家に行く時間が取れなかったり、確認することが難しい場合は
郵便局の郵便転送サービスを利用することもおすすめです。

郵便転送サービスは指定した日から1年間、
新居へ郵便物を転送してくれるサービスで費用はかかりません。
申し込み方法は、郵便局の窓口、転居届の郵送、ウェブサイトからも
申し込めるのでいつでも始めることができます。

注意しておきたいのが、親の郵便物を転送する場合、
成年後見人以外はサービスが利用できなくなる可能性があるので、
郵便局の窓口へ相談をしておくことが大切です。

認知症が進むと動くことも億劫になってしまったり、
ポストを確認することを忘れ郵便物が溜まってしまう
といったことも考えられます。
日々の生活をよりよくおくるためにも利用できるサービスを
うまく活用していきましょう。