認知症の可能性があるけれど、病院の受診を拒む親。不安な気持ちの親に寄り添ったサポートを。

久しぶりに実家へ帰った際、親の言動や行動から

「あれ?どこかおかしいな」と

いつもと違う様子が見て取れるとき

 

・同じことを繰り返し話す

・何度も同じ質問をする

・先ほどしていたことを忘れる

・部屋が荒れて散らかっている

 

などが見られた場合は、

認知症の可能性があるかもしれません。

 

認知症は早期発見が大事なのです。

ちょっとした物忘れが多くなり

生活に支障が無いといった状態でも、

軽度の認知障害になっていることもあります。

 

親本人に自覚が無いことや、

認知症の心配があるからと受診するのを勧めても

本人は病院へ行く事を嫌がり、

拒否するケースもあります。

 

認知症の心配があり介護や支援が

必要であると感じたら、

まずは地域包括センターへ相談をして下さい。

地域でサポートしてくれる人や場所と

繋がっておくことが大切です。

 

本人が病院へかかることを

「自分が認知症になるわけがない」

と嫌がり拒否してしまう場合は、

アプローチの仕方を変えてみるとよいでしょう。

 

「年を取れば誰でもどこか不調が

出るものだし、一度診てもらおうよ」

など、親ひとりの事だけではなく

「みんなそうなんだよ」と持ちかけます。

 

かかりつけの病院へ行った時などは、

信頼のおける医師から「物忘れ外来」を勧めてもらうなど

親の安心できる環境から誘導していきましょう。