親が他界した後の実家はどう扱う?空き家の数と相続放棄の増加は繋がっているケースもあります。

空き家が増加傾向にある原因には、

様々な社会の変化が挙げられています。

 

相続が発生した時に

相続放棄を選択して家を手放したいと

考えている人が増えているその背景には、

家族間や親族関係の希薄化が

関わっていると言われています。

 

現代の核家族化や単独世帯の増加、

すでに自分の家を持っていることや、

実家離れたところで働いているなどの

理由から、親の家に移り住むことは

難しいと言ったケースが多いのです。

 

相続をするこどもがいない場合、

関わりの少なかった親戚も

相続人になることがあります。

親しい関係ではない遠い親戚ともなれば、

面倒事を避けたいと相続放棄の選択を

考える人が多いことも頷けます。

 

家は所持しているだけで税金が掛かり、

住んでいなくても定期的な

メンテナンスが必要なため、

維持費や管理費が掛かります。

 

親世代が家を建てた時代には、

家は価値がある資産だと捉えられていました。

家を手放すことを考えても、地方や

郊外の土地は住宅価値が低くなっている、

買い手や借り手がなかなか見つからない

などの厳しい問題もあります。

 

相続が発生してから悩むよりも、

相続をするなら家をどうしたいのか

親本人とこども、きょうだい間で

将来の家のありかたを

話し合っておくことが重要です。