孤独死の死者数が増えている背景には
社会的孤独を抱えている人たちが多くいることが垣間見えます。
社会的孤独を感じてしまいやすい傾向にある人は
仕事が忙しく家と会社を往復するだけの生活が続いている場合や
介護者や家族、治療が必要な病をもっている、
ひとり暮らしをしているなど、行動に制限がかかりやすく
交友の輪が狭くなっている傾向にあるようです。
インターネットの普及に伴い、現代ではパソコンや
スマートフォンがあれば、家にいながら世の中の情報を
手軽にすぐ知ることができるようになりました。
面白い情報もあれば、自分とは違う意見や、
時には悲しくなる言葉が目に入ってきたり、
ネットは便利ではあるけれど、楽しいことばかりではないときもあります。
色々な情報が入り過ぎるあまり、なんでも取り込んでしまうと
思っているより心がどっと疲れてしまうものです。
人と話すことに抵抗感が生まれてしまうこともあれば、
自分と同じ悩みが書き綴られているものを見かければ共感して、
どこか救われた気持ちになる場合もあるでしょう。
ネットは自分のためになるよう、上手く付き合っていきたいものです。
孤独を感じている、寂しい気持ちが強いなど、
ひとりでは解決できない、人の助けがいると感じたら
頼れる機関を探してみたり、地域の支援団体を調べたりなど、
必要な情報をピックアップして繋がることができる場所を知ること、
助けてと声をあげ行動することが大切です。