車で走っている道路沿いに廃墟のようになった建物を
一度や二度目撃するのも珍しくないほど、
空き家が増えて来ているのを感じます。
換気されず人が出入りしない家というのは
湿気やホコリなどの汚れ、害虫が湧いてしまうなど
見ていない間にそれらが蓄積され、老朽化が進む原因になります。
倒壊の恐れや周囲の景観を損なうなど、荒れている空き家には
空き家対策特別措置法により「特定空き家」に認定されます。
以前までの空き家対策というのは、
所有者に管理をお願いするまでのものでしたが、
空き家対策特別措置法が成立されたことにより
行政が助言や指導・勧告をできるようになりました。
手入れされていない草木が伸び荒れてしまうと景観が損なわれ、
ゴミの不法投棄や害獣の侵入、害虫被害などの不安も広がります。
こうした安全面や治安に対する不安があり
問題のある空き家と判断されてしまうと特定空家等に認定され、
行政から指導や助言を受けることになります。
指導を受けて尚、改善されていなかった場合に勧告が出されます。
勧告を受けると、固定資産税の特例が除外され、
固定資産税が最大で6倍になってしまうのです。
草木の手入れや空き家の換気を定期的にしていれば……
といった後悔をしてしまう前に、管理方法を見直してみたり
空き家の管理サービスの利用を検討するなど
上手く管理をしていく必要があります。