高齢者を狙った特殊詐欺の被害を未然に防ぐ為には、
親だけでなく、こどもや家族がしっかりと注意をして
意識して備えておく必要があります。
オレオレ詐欺をはじめとした
特殊詐欺で取られてしまったお金は
取り返すことが難しく、
被害の回復には手間も時間も掛かります。
高齢になった親も、自分では年を取ったと
感じていなかったり、
「まさか自分が詐欺に遭うなんて」
と他人事の様に思っていたりと、
親だけに注意を促していても防ぎきれない面があります。
親と離れて暮らしている場合は
連絡をまめに入れることは勿論、
家族間で「合言葉」を決めておく事も
効果的な対策になります。
自分の勤務先の会社名と電話番号も伝えておきましょう。
こどもの名前や知人を名乗る相手から
「携帯の番号が変わった」
「指定する番号にかけ直して欲しい」
などの電話があった場合は
・必ず元の電話番号にかけて、こども本人が出るかを確認する。
・会社に問い合わせをして、こどもと直接話す。
といった確認を必ず取ることを徹底しておきましょう。
判断が付きにくい内容や、
脅される様な内容の電話を受けたとしても
親ひとりで判断することが無いように、
「必ず相談する相手」を決めておきましょう。
振り込みに行くことや、誰かと待ち合わせるなど
金銭の絡むやり取りを行う行動を
ひとりでさせないことを約束しておくのです。
新聞やテレビで特殊詐欺がどんなものか見ていても
功名なやり口や良心に付け込まれてしまうと、
備えていたとしても騙されかねません。
親だけでなく、家族みんなが一丸となって
できる対策を話し合い、強力していきましょう。