人が亡くなると、お通夜、お葬式、法事法要と、
やらねばならない事が沢山あります。
落ち着く暇もなく大変な状況であっても、
相続手続きにも気を付けておかねばなりません。
「相続放棄」の手続きには
相続する権利があると知った日から
三か月以内に行わなければならない期限があります。
期限を過ぎてしまうと、自動的に負の遺産も含めた
全ての遺産を相続することになります。
「相続税」の申告には
相続の開始があったことを知った日の翌日から
十か月以内に、税務署に申告して
納税しなければなりません。
死後の手続きは他にも、
病院へかかっていた場合は入院費の支払い、
年金の手続きに健康保険や介護保険の返納、
各金融機関で銀行口座の遺産相続手続き、
未払い過払いのある保険料の精算などなど
数の多さに目が回りそうなほど。
それでも、年金や市役所の手続きは
万が一期限を過ぎてしまっても
まだ手続きをすることが可能です。
年金の手続きの際に必要な
受給権者死亡届を提出するのが遅くなると、
多く受け取った年金を後から返すことに
なる場合もあるので注意が必要です。
優先するべき手続きのものを確認して、
済ませてしまった方がよいものは
早めに着手してしまいましょう。