残されていた遺言書。書かれた内容は本当に故人の意志なのか、疑う相続人が出ないよう生前にできる対策を。

親の元気な時に相続についての話し合いを含め、

起こりうるトラブルの回避方法や解決策の相談など、

大事な話をしたくても、

面と向かっては言い出しにくい

遺産相続のあれこれ。

 

考えないようにしようと後回しにしていても、

いずれ必ず、向き合わなければ

ならない時が訪れます。

 

離れて暮らしている家族やきょうだいと

あまり連絡を取らない間柄であると、

親や他のきょうだい達が

どういった生活をしているかなど、

把握していない期間も出てきます。

 

親が亡くなってから相続が発生し、

遺言書が残されていた場合であっても

「その内容は本当に故人が思っていたことなのか」

と疑問を持つ相続人がいれば

遺言書を巡って遺産相続のトラブルに

発展してしまうケースもあるのです。

 

相続争いを避ける為に遺言書を作成したものの、

「誰かにそそのかされて書いたのではないか」

「遺言書の作成時に認知症を

発症していたかもしれない」

など、故人の意志は確かなものだったと言えるのかと、

疑問を抱いてしまう相続人がいれば

話が拗れてしまう心配があります。

 

そうした事態を回避する為には、

遺言書を作成する前と後に

医師の診断を受け、診断書を

貰っておくことをお勧めします。

 

「ものわすれ外来」の他にも、

脳外科や心療内科など

相談できるところは多くあります。

 

かかりつけの主治医がいる場合は、

安心して信頼できるお医者さんに声をかけて、

どの場所で診て貰うのがよいが

指示を仰ぐことも可能です。