故人との思い出を振り返ることのできる形見分け。誰がどれを譲り受けるのか、口約束には注意が必要です。

故人を偲ぶことを目的に

「形見分け」は行われます。

 

生前に故人が愛用していた物や

集めていたコレクションなど、

趣味の物やこだわりを持って

大事にしていた物たちを

親族や親交のあった友人たちで分け、

故人が居なくなってしまった寂しさ、

心に空いた穴を埋めて貰うと言った

役割を形見が担ってくれます。

 

故人を思い起こさせる所縁の物は

故人との思い出を引き継ぎ、

癒してくれる大切なものになります。

 

形見分けを行うことは

義務ではない為、

受け取る人たちの間で話し合い、

トラブルの無いように

きちんと分け合いましょう。

 

ですが、こうした場で起こる

相続問題になり得るのが、

生前に故人から貰う約束を

していたと言う、

不確かな口約束のものです。

 

トラブルが起こらない様に

生前にどの品物を誰に渡すか、

エンディングノートなどを

活用して書いておいて貰うのが

いいでしょう。

 

また、約束をする場に複数人が

居合わせる状況を作るなど、

嘘ではない事が証明できるように

しておくのも重要です。