形見分けに明確なルールや
決まり事はありませんが、
マナーとして覚えておくと
失礼が無く、相手の方とも
気持ちよくスムーズに
やり取りが行えます。
形見分けは親の物はこどもに、
きょうだいの物も
兄や姉のものは弟や妹にと
渡されて行くもので、
目上の人には行わないのが
マナーとされていました。
しかし、最近では
目上の人であっても、
欲しいと希望される人には
形見を受け取っていただく事も
増えつつあるようです。
目上の人も、生前の故人と
とても仲が良かった人や、
同じ趣味を介しての仲間で
あったりします。
趣味の物は特に、
価値が解る人に渡った方が
嬉しい物もあると言った場合、
年齢は重要ではなく、
懐かしみ思い出してくれる、
供養になる事が大切なのです。
形見分けを行う上で、はっきりと
「こうでなくてはならない」
と言った厳しいものはありません。
古くから伝わってきた
習わしや習慣、
マナーのひとつとして、
こうした考えがあるのだと
心に留めておく事も大切です。
頭の片隅にそうした
知識があるだけでも、
ふとした場面で役に立ったり、
会話を広げると言ったような
コミュニケーションにも
発展しやすくなります。