親族やお世話になった人に、形見として渡せる遺品が無い場合には、現金での形見分けも可能です。

形見分けは古くからの習慣として

生前の故人が愛用していた物、

思い出の詰まっている物や

コレクションしていた物などを

分けるのが一般的です。

 

故人を偲び思い出す為に

形見分けは行われます。

故人の意志や遺族の話し合いにより、

家族や親族、生前に親しかった

間柄の人にも渡すことが可能です。

 

最近では、物を多く持たない

ミニマリストの生活を送っている人や、

家族に負担をかけない様にと

生前整理を行って所持品を選別し、

持ち物を少なくしておく事も

終活の一環として知られるように

なってきています。

 

あまり物を残したくない、

形見の品になる様な物が少ない、

形として渡せる物があまり無いけれど、

身内やお世話になった人に

形見として何か渡したい

と言った場合には

現金を渡すことも出来ます。

 

現金による形見分けは、

個人の意思や遺族間での

十分な話し合い、

全ての相続人の同意があって

きちんと決めてから行うのが

鉄則です。

 

贈与税の問題や受け取る側の

気持ちへの配慮など考えて、

負担にならない金額を渡すのが

よいでしょう。