高齢になった親と離れて暮らしていると
健康面のことは勿論、認知症の心配などが出てきます。
認知症の手前にみられる「物忘れ」が増えることで
財布をどこかへ置いて来てしまったり、
通販番組で買ったものを忘れ、次々に物を購入してしまったり。
訪問販売や詐欺の電話に騙されるかもしれないなど、
高齢者を狙った犯罪に巻き込まれる心配もあります。
こどものフリをして親からお金を引き出そうとするオレオレ詐欺や、
払い過ぎた税金・お金が戻りますよといった還付金詐欺など、
お金の被害に遭われた話は未だに後を絶ちません。
親の資産を守るために、まず親と自分、家族での連絡を
こまめに取り合っていることが重要になります。
自分の仕事のことや最近あった出来事など、
近況を親に話しておくことで、詐欺電話の相手に
親が騙されてしまうリスクをいくらか下げられる筈です。
しかし、離れて暮らしていると、そうした連絡や
実家に寄るのが難しいことが続く場合もあります。
振り込め詐欺の電話への対策として、
自動通話録音機の無料の貸出サービスというものがあります。
親の住んでいる地域の市役所で
相談や申し込みをすることができます。
自動通話録音機を設置すると、電話の着信があった際に
発信元へ警告のメッセージが流れます。
「犯罪被害防止の為、会話の内容が自動録音されます」
といったメッセージが流れるので、
振り込め詐欺を未然に防ぐことが期待できます。