形見を受け取る・受け取らない。遺品を形見分けする際には、それぞれの気持ちを考えて丁寧に。

形見として贈るものの中には

故人が愛用していた衣類や

貴金属品の他にも、

様々な趣味のコレクション品、

故人の描いた絵や作った物

などがあります。

 

遺品として残ったものたち。

中には遺言書やエンディングノートで

故人の意志がはっきりと明確に

残されているものもあれば、

指定された譲渡先は特に無い

ちょっとした日常使いで

使用していたものたちも

残されています。

 

行き先の特に無い遺品を

遺族たちで仕分けをする時、

親族だけではなく、

生前に故人と親しかった人にも

形見として貰っていただけないかと

声をかける事もあるかと思います。

 

好意で受け取って貰おうとしても、

相手方のサイズに合わない衣類や

大きなサイズの絵や置物など、

使用するのも管理するのも

大変だと感じられるものは、

受け取りを断られることもあります。

相手の事情もよく考えて、

無理に押し付けてしまわない

ようにしましょう。

 

貰い受ける側は、受け取った形見を

処分するのは失礼に当たるので、

形見分けの話をいただいた際に

まずはお礼の気持ちを伝え、

受け取る前にきちんと

お断りをするのが大切です。

 

受け取った後に、どうしても処分を

選ばざるを得ないとなった場合は、

お焚き上げに出して供養をします。

 

形見として残ったものは

人々の思いがあっての特別な

ものでもありますから、

丁寧に扱うことを心掛けましょう。