形見分けを行う上で特に
気を付けなければならないのが、
遺品を処分したり分ける事で
遺産相続の意志があるとみなされ、
相続放棄が出来なくなってしまう
と言う例がある事です。
相続をするとなると、
預貯金などのプラスの財産だけでなく、
借金や負債のマイナスの財産も
相続する事になります。
遺品整理に早く取り掛かり
綺麗にしてしまいたいと思っていても、
勝手に進めてしまうのは危険です。
資産価値のあるものと知らずに
形見分けしてしまうのも
トラブルの原因になり兼ねませんし、
遺品の一部分だけを
不用品だからと言って
処分する事もいけません。
相続財産は遺産分割が終わるまでは
全ての相続人で共有するものです。
まずは、自分だけで遺品整理を
行うことは避けて、
相続人全員で話し合うことが
重要になります。