ロクモンの6月の遺品整理を紹介させていただきます。
今回は、米子市のアパートの一室の片づけをご依頼いただきました。
お部屋自体は1Kで物量もそんなに多くなかったのですが、
お部屋には故人様の吐血による血痕などがフローリングやトイレにありました。
あまり知られてはいませんが、
故人様が亡くなった時に出た汚物や体液、血液などを清掃、片付ける作業のことを特殊清掃と呼びます。
血液や汚物を直接触ってしまうと感染症にかかる恐れがあるため、
保護服や何重にもしたビニール手袋、マスクをして作業に臨みます。
時間が経って固まった血は、過酸化水素水やアルカリ性の薬剤で浮き上がらせ、
スクレーパーでそぎ取っていきます。
血が壁紙などについて染み込んでしまっている場合は、最悪の場合、壁紙を交換しないといけないのですが、
今回はフローリング周辺だけでしたので、スクレーパーでそぎ落とすことができました。

特殊清掃前

特殊清掃後
特殊清掃が必要な状況になると、作業環境や片付けのハードルが遺品整理よりもかなり高くなります。
感染症などの危険もあるため、軽々しく周囲のものを触られることなく、
専門業者にご相談ください。