空き家が年々増えていることで問題にされているのが
空き家の多くは放置され、廃墟同然の状態になっていることです。
手入れをしていない空き家は老朽化も早く、
地域の景観を損なうことや、不法投棄の場所にされてしまうこと、
また犯罪の温床になる恐れなどの不安があります。
廃墟のようになった空き家は、周囲の住民にとっては気が休まらず、
苦情がおきるなど問題のある物件として扱われてしまいます。
空き家になってしまう原因のひとつとして考えられるのが、核家族化です。
核家族化が進んでいる現代、別世帯で暮らしているこどもが
親の家を相続したとしても、そこに住まないといった事例が
多くなってきたことが挙げられます。
空き家を解体するには費用がかかりますし、固定資産税もかかります。
敷地内の建物を解体すると、土地の固定資産税は3倍~6倍になるため、
住むことはないけれど建物を取り壊すことも難しいといった、
空き家のまま置いておくことになるケースが多くみられるのです。
また、管理を怠り放置したままの問題がある物件には
行政からの指導、改善が見られない場合には勧告を受け、
固定資産税の軽減措置を受けることができなくなるなど、いいことがありません。
空き家とうまく付き合っていくには、定期的な管理が必要です。
掃除や空気の入れ替えのためだけに訪れるのは、
どうしても面倒だなと感じてしまいがちです。
そこで、普段使用しない季節物やかさ張る荷物など、
自宅で仕舞うと場所を取ってしまうものを空き家へ移しておき、
倉庫代わりに活用することで、定期的に訪問しやすい
環境にしておくのもおすすめです。
住まいと空き家が離れておりなかなか行くことが難しい場合には、
空き家の管理サービスを請け負うところへ相談しましょう。
費用は会社により異なりますが、移動費や管理の手間などを考えると
お任せできるサービスを利用すれば有効的に管理ができます。
空き家の管理を疎かにして放置していると、
倒壊の恐れや余計な手間が増え、大変な問題を抱えてしまうかもしれません。
そうなるよりも、自分に合った管理の仕方、サービス業者を頼って
空き家を有効に便利に活用していきましょう。