介護をする側もケアを必要としている。「頑張り過ぎ」は自分ひとりでは気付けません。

年齢を重ねると、身体機能の衰えから

病気や怪我をしやすくなります。

高齢化社会とともに生きている現代の人達にとって、

介護はより身近なものとなってきています。

 

親や自分が介護を必要とした時に、

心配をかけまいと思って距離を取る行動や、

認知症や病気による体調の変化から

お互いに相手にうまく意図が伝わらなくて、

気持ちの掛け違いが起こり

モヤモヤとしてしまうこともあります。

 

誰もが介護について具体的な知識を

備えているかと言えば、

多くの人は必要な状態になってから

様々な専門的な内容や対応を調べたり、

人伝に聞いたりしています。

 

介護認定の手続きを始めとして、

介護保険の受けられるサービス・制度の説明を受ける、

これから始まる介護のこと、自分の生活のこと、

介護スタッフとの相性、人間関係など、

新たに考えることもやることも増えていきます。

 

「介護うつ」という言葉が現れた様に、

介護をする側の人がストレスを抱えて

心身ともに疲弊して余裕が無くなり、

パンク寸前のところまで追い込まれてしまう。

 

誰かの体験談が自分の悩みを和らげてくれる

ヒントに繋がることもあります。

 

介護の悩みを話せる場に頼る、

ケアマネージャーに相談をするなど、

自分のことを労わる時間を持って下さい。