実家を離れ住み慣れた街を出て、
移住先での新たな生活や仕事が始まり
その場所での自分の生きる糧や
人生の土台が出来上がってくると、
元居た土地に戻ると言う選択は
容易では無いことが想像できます。
しかし、親にもしものことがあった時、
実家をどうするか
考えなくてはいけない状況になります。
空き家問題はそうした地方から出た人が
抱える問題とも捉えられてきましたが、
今や地方だけの問題ではなく、
首都圏でも空き家が
急増するのではないかと
危惧されています。
親の世代、団塊の世代と呼ばれる
大勢の人達は働く為に大都市圏へ出て
郊外部に家を建てることも多く、
そこから通勤していました。
そのこども達の世代では
更に通勤に便利な都心部へと出て、
その後の定年後にまた郊外の
実家へと戻るかと言うと、
先に記した通り、
戻る選択をすることは
なかなかに難しい問題です。
こうして、首都圏での空き家増加が
深刻化される未来が刻々と
近付いてきているのです。