悪質商法や特殊詐欺は手口を変えて、身近なところから迫ってきます。おかしいと感じたら迷わずに、第三者に相談を。

ひとり暮らしの人を狙った悪質商法は

その手口も様々で、以外なところから

気付かないうちにはめられてしまっている

と言ったことがあります。

 

一見なにも問題の無いものに見えても、

金銭の関わるものと聞いていないのに

身に覚えのない請求が来たり、

解約の出来ない契約をさせられてしまうなど、

高額な支払いをさせられてしまう

トラブルに巻き込まれていくのです。

 

特に狙われやすいのが、高齢者です。

健康にまつわるものや、趣味を通じてなど、

老後の不安を煽る内容ばかりか、

楽しみの場からも搾取しようとするのが

悪質商法の怖いところです。

 

例えば、趣味で楽しんでいる絵画や俳句など、

グループや個人で作品を発表した時に

展示や掲載されたものからあなたを特定して

「貴方様の素敵な作品を、うちの発行している

新聞に掲載させて貰いたいのですが。」

と突然のお話しが来たとします。

嬉しい言葉に気分も良くなりますよね。

 

「いいですよ。」と返事をして

載るのを楽しみに待っていたところ、

「掲載料がかかるので〇〇円お支払い下さい。」

などといきなり言われてしまいます。

 

当然、お金がかかるとは聞いていないので

掲載されるのを断ろうとしても、

「もう新聞を刷ってしまっている」

「掲載する為の枠を取るのにお金がかかっている」

などと言われ、断れない状況に

追い込まれてしまいます。

 

仕方が無いと思い込まされて、

支払わなくてもよいお金を出してしまう。

こうした例も、悪質商法のひとつです。

 

理不尽な契約や怪しい誘いなど、

少しでもおかしいと思った時は

ひとりで悩まずに家族や友達周り、

または専門機関に相談をしましょう。

 

頼れる親しい人が身近にいないことや、

身内に自分が詐欺にあっていると

知られてしまうのが恥ずかしいなどの場合は

消費者センターや警察に相談しましょう。

 

「詐欺かどうかも分からないし、

話にのった自分のせいでもあるから」

などと思って、人に頼ることを

ためらってはいけません。

 

あり得ない金額やおかしな請求は

詐欺であることを疑って、

お金を出してしまわないように

気を付けましょう。