離れて暮らす親の介護に、なかなか会えない時でもすぐにできる見守りの一工夫を。

お盆や年末年始で帰省した時に、離れて暮らす高齢になった親の様子をみて

今は元気でもこの先、介護が必要になったらと考えることがありませんか。

いつもなら長期休暇には帰省をするところ、今年はなかなかそうも

いかないかたも多いのではないでしょうか。

 

離れて暮らしているとすぐに駆けつけられない分、

見えないことも多く心配になるものです。

親が元気なうちから連絡を取り合い、コミュニケーションを深めて

親の生活リズムや普段の状況を確認しておきましょう。

 

高齢になると情報を一度にたくさん処理し切れなくなったり、

考えることが苦手になってしまったりと、不便を感じることや

物忘れが多くなり、薬の飲み忘れなどがあったりします。

 

手書きのカレンター表や、ホワイトボードを活用して

重要なことや注意しておきたいことを確認しやすくしておきましょう。

カレンダーはシンプルで日付や文字が大きなタイプで、

内容を見やすく、把握しやすくしましょう。

通院日やデイサービスの日、ゴミ出しの日など

日々のルーティーンを書き出しておくと、うっかり忘れの防止になります。

 

また大切な要件は、ホワイトボードに書いておき、よく利用する玄関や居間、

ボード裏にマグネット付きのタイプのものは冷蔵庫の扉に貼ったりして、

目に入るように工夫をしておくよう伝えましょう。

 

時計の見方が分からない、苦手なようでしたら

デジタル表示の時計で時間をわかりやすくする方法もあります。

音声で時刻を知らせる機能が付いたものもあります。

 

離れて暮らす親が心配な場合も、こうした一工夫を伝えることで

連絡をしてコミュニケーションが取れ、

親の自立した生活を送れるよう見守りのサポートもできます。